一定の期間を海外で過ごしてから帰国すると、
日本に感動することが多い。
「なんだあのデカい建物は!」と思ったらただのゴミ処理棟だったり。
コンビニだらけでスゲー便利って思ったり。
入国のときの荷物チェックがゆるゆるだったり。
思いのほか東京の空が綺麗だったり。
飛行機から見下ろす東京の夜景が綺麗だったり。
乱立するビル群は他の国になかなかない風景だと実感したり。
神社の鳥居が芸術的に見えたり。
看板が日本語で書いてあるからわかりやすいし。
日常で重いバックパックを持ち歩かずに済むし。
電車やバスが時刻表通り動いているし。
街中で外国人を見かけると何だか親近感が湧く。
あと日本の100円ショップって凄い。
どんなに物価が安い国でもあのクオリティの承認が100円で手に入る国なんてない。
バンコクのダイソーに行ったことがあるが、1品60バーツ(約200円)だった。
日本にくる外国人観光客が100均に押し寄せる理由がよく理解できた。
日本は良い品が安い。
とにかく、今までの当たり前が当たり前じゃなくなる。
海外で地元の人にとって、何でもないようなものに私達が感動するように、
日本の何でもなかったようなものに感動するようになる。
英語はカタコト。
日本語だけ話せる。
「英語がもっと話せればもっと海外を楽しめる」
と、海外に行った多くの人が感じるだろう。
それと同時に、
「日本語が話せるというメリットはかなり大きい」
ということを再発見する。
視野を広げるってこういうことなのかな、
という気付きを得れたと感じた。
これらは日本から一歩出なければ気付けなかった。
日本から出たことないのに、
「日本が一番。わざわざ危ない海外に行く人の気持ちがわからない」
という人と一定数出会ったことがあるが、
それはそれで正解の一つじゃないかなと考えるようにもなった。
「外国と比べて日本だめだな」
と思うことが日常多かったりもするが、
日本もまだまだ捨てたもんじゃない。
これからも世界をたくさん旅したいが、拠点はあくまで日本。
自由がどんどん制限される時代だが、
更に自由になれる方法は新しく見つけられる。
時代が加速するなら時代に沿った自分になろう。
こんな凡才でもより良く生きるツールは溢れている時代だと思う。
ちょっと昔と比べれば良くなった部分と悪くなった部分は両方ある。
良くなったことを知る努力、フル活用する努力をしよう。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」
という言葉があるが、
私は圧倒的に前者だと思う。
良いことも悪いことも経験からしか学んでこれなかったという実感が多くある。
ならばこれからも多くを経験しよう。
そして経験をもとに自分とその周りをより良くして行こう。
だからまた旅に出よう。
それでは良い旅を。