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2018年1月30日火曜日

起業、起業ってみんな騒がしい




仕事柄いろんなビジネスやってる人と関わるのですが、
万年のように起業ブームだなと感じる。

今は普通に会社員だけど
「こういう店を開けば儲かるんじゃないか」とか
「副業でもマンション賃貸は始められる」とか
起業して一発当てよう的な話をしはじめる人が結構な割合でいる。

まぁ気持ちはわかるけどね。
普通に仕事してても簡単に給料の上がってく時代はとっくに終わっているのは確か。

なのでその辺に関して想うとこがあり、今回の記事を書いてみた。

1年目で40%、
2年目で残りの15%、
3年目で残りの10%が潰れる。

簡単に言うと、起業しても3年以内に約70%が廃業しているという統計だ。

「起業してもすぐ潰れるんだからやめときなさい。」

と、いいたいわけではない。

「安易に起業するな」だ。

とにかく周りを見てると安易なパターンが多い。

一番多いのは「衣食住」系
アパレル、飲食、不動産である。

誰もが必要としてるもんだし、めっちゃ需要あるでしょー。
だから失敗はしないでしょー。

ってノリで始めてみるが、超安易なだけに同じような競合がいっぱいいて、共食い状態になって、
結果すぐ潰れる。

そういえば会社の近くの居酒屋跡にオープンしたラーメン屋
3か月持たずに潰れたな。

その後にできた蕎麦屋ももう持たないだろうってくらい客入ってない。

あとあれだ。
自己啓発本に踊らされてるやつ系。

「金〇ち父さん〇乏父さん」みたいな本を安直に読んで
雇われてる奴はだめだ、とか
ビジネスオーナーか投資家になんなきゃ底辺のままだ、とか
ぷち洗脳されちゃって&経営ノウハウなんもないのに起業しちゃうパターン。

大半の
業は、失敗すべくして失敗している。

日本を代表する大企業でも、膨大なリソース、長年の経験、練りに練った戦略、それらを駆使しても失敗するときゃするんだから、
ぽっと出のルーキー起業家が簡単に成功するはずなかろう。

その辺も加味して起業したい人はチャレンジしてほしい。

意気揚々と起業して、
失敗して、
「やんなきゃよかった」
「借金まみれだ」
「起業前の生活に戻りたい」
「40過ぎて日給6000円の警備員してます」

まぁ、そんな話はよく聞く。

やっぱ起業は辞めとけよ。
と、言っている訳ではない。

覚悟と、どれくらい勝算があるかはよーく熟慮してほしい。

起業カリスマの人たちで
「ビジネスはスピードが命だ!考える前に動け!」
って意見を言っている人も多いが、
彼らは一般ピーポーの失敗したときのリスクなんて当然考えてないんだから鵜呑みにしたら、
それこそ彼らの思う壺やで。

成功者を出し抜く新しいアイデアで挑んで欲しい。

現実は甘かないけど突破口はあるよ。

嗚呼、
壇蜜に会いたい。